1949-05-11 第5回国会 参議院 法務委員会 第12号
○説明員(横大路俊一君) 実際問題としまして予約出版の届出は地方の教育委員会を通じて文部省にやつておることを聞いておりますが、非常に件数も少いそうであります。そうして只今御指摘のように昔の安い値段で契約しても実際実行できないなら、その値段の改訂を教育委員会に求めて來ますので、委員会の方でもそれを認めてやつておるというようなことで、途中でその金額の変更を行政官廰の方に願い出て、そしてやつておるように聞
○説明員(横大路俊一君) 実際問題としまして予約出版の届出は地方の教育委員会を通じて文部省にやつておることを聞いておりますが、非常に件数も少いそうであります。そうして只今御指摘のように昔の安い値段で契約しても実際実行できないなら、その値段の改訂を教育委員会に求めて來ますので、委員会の方でもそれを認めてやつておるというようなことで、途中でその金額の変更を行政官廰の方に願い出て、そしてやつておるように聞
○説明員(横大路俊一君) 只今申しました通り出版関係は二十二年の五月に文部省に全部移りましたために、或いは文部省の方の政府委員の方の御答弁が適当かと思いますが、私はこれを法務廰と文部省と共同で閣議請求いたしたりした関係もございますので、若干その間の事情を聞き及んでおりますから、私の聞き及んでおります程度でお答え申上げたいと存じます。予約出版法は只今御指摘の通りに貨幣價値が非常に変動いたしますときには
○説明員(横大路俊一君) 出版法及び新聞紙法を廃止する法律案の提案理由について説明申上げます。御承知の通り、終戰直後におきまして、言論及び出版の自由を抑圧していた一切の制限が取除かれたのであります。具体的に申しますれば、昭和二十年九月二十七日の連合國最高司令官の覚書によりまして、新聞紙法を初め、他の十二の法律及び勅令等の覚書に牴触するものが廃止されるように日本政府に命令されたのであります。よつて政府
○横大路説明員 先ほどの刑法の猥褻の概念がかわつたのではなかろうかというお尋ねに対しましては、先ほどの山口政府委員の説明のうちにも、そうとはつきり申し上げた点はなかつたように私は記憶しております。ただ猥褻に関します刑法百七十五條の規定がかわりましたのは、今まで五百円の罰金であつたのが五千円に十倍に高まつたのと、それから今までは懲役いわゆる体刑が全然なかつたのでありますが、これに対して二年以下の懲役という
○横大路説明員 終戰の年の九月二十七日付の連合國軍司令官からの指令の第一項に、日本帝國政府はただちに新聞及び通信の自由に対する平時並びに戰時における制限諸法令施行の手続を即時無効なとしめる措置をとることを要するという命令が出ておりまして、これはもちろん新憲法制定前の命令でありますから、これによつてやつておつたわけであります。 それから追加して補足的に申し上げますが、先ほど憲法の言論の自由に関する規定